記事の一覧

「空気が体をなでる」を感じてみよう

2007-08-31

この夏は、"風"を意識することがとても多かったように思います。


理由は3つあります。


ひとつは、この夏の異常な暑さ。
呼吸が苦しくなるような熱風に近い風と
たまに木陰で吹く、汗をさっと飛ばしてくれる風のどちらもが
暑さゆえに、いつもの夏よりも意識させられました。


2つめは、引越しをして6階の四方に開口がある家に住んだこと。
前の家は東西は開けていましたが、南北の風の抜け道がなかったため、
家の中を風が吹き抜けていくことがあまりありませんでした。
今度の家は、本当に風が良く通り抜けるので、
エアコンをつける時間も減ったように思います。


3つめは、中納言の企画でお世話になっている伴さんから聞いた話。
伴さんは大阪にお住まいで、20年近く前にご自身で企画された
コーポラティブハウスにお住まいですが、まったくエアコンを
使わない生活をされているそうです。


家全体の通風が良いのはもちろんですが、ポイントは、
横になる床すれすれの低いところにも風が通るように設計してあることのようです。
何でもないことのようにも聞こえますが、
寝室の窓が低い位置についているケースは少ないかもしれません。


その時伴さんが言われたのが、「体をなでるような風」です。
「体の周りの空気が10センチ動いたくらいの風」だそうです。
屋外の木陰などで横になったときに、
かすかに涼しさを感じるような風だと、私は勝手に解釈しています。


誰でも経験があることだとは思いますが、
実際にそれを日常的に感じることが出来る人は多くないはずです。


実はこの体をなでるような空気の動きを、
今の家では感じることが出来るのです。
エアコンの環境に慣れてしまった体にはとても新鮮な"風"です。


日本の住宅には、元来床からの頭上までの窓があり、
それを開け放った部屋には、地を這う心地よい風が吹いていたのでしょう。
そこに蚊帳をつって寝床をつくっていたのですから、
エアコンがなくたって生活できた訳ですよね。


空気が体を撫でていくのを感じられるくらいのゆとりがないと、
温暖化を食い止めるのは難しいのかもしれません。

お問い合わせは



有限会社バルプラン

岡山市中区中納言町3-22

(中納言電停北250m)


大きな地図で見る